蓮池通信
子ども×神奈川県立美術館・鎌倉館

蓮池通信ブログ

本サイトは、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の子どもたちと神奈川県立近代美術館鎌倉館との交流から生まれました。 これまでの交流記録をはじめ、現在の活動の様子や子どもたち自身が日々感じていることをブログで少しずつ発信していきます。

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投稿者: grouprough

『青色の画布』上映会に寄せられた感想

2012.03.01 Thursday

2011年度に予定していました上映会は無事終了いたしました。横浜、長野県上田市、東京の会場で300名を超える方々にご覧いただきました。本当にありがとうございました。以下、一部ですが、上映会に寄せられた感想をご紹介いたします。

<2012年1月21日(土) キッドアイラックアートホール(東京・明大前)>



・正直、反戦や平和を煽るステレオタイプなものだったら嫌だなと思っていましたが安心しました。大人の望む価値観や子どもらしさの型に期待しない教育から逆に生き生きとしているように見えました。素敵な作品だと思いました。(20代・男性)

・絵画を介して「戦争と死」をいうバイアスから様々な気づきが生まれた良いと思う映画です!(40代・男性)

・受信(受けとめる)ことの尊さ、“フキンシン”を貫く、子供の為に背を向ける、“フシギ”の魅力、数値だけでは創られない世界、画、人々、人生、愛するものだけしか描けない、たくさんの素敵な言葉たちと一生消えることのない記憶に残る映画をありがとうございました。(?代・男性)

・児童館で働いています。いつも“子どもと向き合う”ということを口ぐせのように言ったり考えたりしていますが、映画の中の子どもの「自分と向き合う」という言葉を聞き、なんか自分はうわべだけなのでは・・・?と思ってしまいました。(30代・女性)

・うーん、難しかったよ。みんなよくしゃべってくれるね。信頼関係があるんだね。やあ、でも難しかったよ。(50代・?)

・論理とかではない、あいまいな所、特に中学生という迷いが生じやすい世代を題材にしたことで、今の日本の学生が考えているところが伝わってきた。(20代・男性)

・子どもたちが自分のことをとても正直に話していることにつられて、中学時代、とてもイジメられていたことを思い出しました。全くひとりだったことも細部にわたって思い出しました。(60代・女性)

・私も自分が思春期だった時を思い出しました。たくさん悩んで、仲間と話すことが、自分への問いになって、ふくらんで、自分の答えが出るんだと思います。(?)

・いつも斜めから世の中を見ている…と言われる自分。映画と一緒に対話、無言を過ごさせてもらいました。今、子どもたちと向き合いながら、同じように自分を問う時間になっていますが、自分が自分を表現できるかということそのものかもしれません。(30代・女性)

・1枚の画布よりこんな広がりを人の心に与える事をあらためて感じました。又来たいと思います。(60代・女性)

・中学生たちの感覚のみずみずしさに圧倒されました。同じものを見ても、今の自分はこのようにまっすぐいろいろなことを考えられるだろうかと思うと、自信がありません。娘が中学生になったらこの映画を見せてみたいです。(30代・女性)

・おばさんも同じです。と再度思いました。(?代・女性)

・思春期の子どもたちがどんな事を考えているのかが、同世代の子供を持つ親として理解できてよかった。(40代・女性)

・何度も見ていると子ども達の言葉だけでなく、表情にも目が行くようになり、子ども達がどんどん素敵になっていきます。子どもたちのある時期を、私たち大人が見つめられた、というだけでも価値ある映画だと思います。(?)

・私の息子は、中学校3年間不登校を通しました。学校へ行くことのしんどさがあったのでしょうね。集団の中に身をおくことは、自分に正直になることと反対なことかもしれない。自分を見つめることが目的かどうかはわからないけれど、無言館にはそんな力があるのかもしれません。子どもたち、よかったです。(50代・女性)


<2011年12月3日(土) 上田映劇(長野県・上田市)>



・「自分自身の内面、心の奥底と向き合っているか」とつきつけられた映画でした。言葉につむぐのはとても難しいですが、一番多感な15才の頃を思い出して苦しくなったり、小学生のただ楽しかった頃をふりかえって、今ここの自分とむきあわなければいけないと思いました。背中をおしてくれた映画、ありがとうございました。(?)

・いい映画でした。子どもたちがかわいかったです。学校の先生、生徒に見てほしい。子育て中の親にも!!50代の私も日々自分と向き合い、中学生のように悩み続けています。映画の中の彼ら、彼女らに共感しながら見ていました。私も、まわりのみんなもいつも前のめりで生きていて、私は今、介護休暇中なので、時間にゆとりがあるから見にきましたが、仕事にいたら、多分、週末は疲れて見ることはなかったと思います。いつ終わるかわからない介護生活の中で、まさに自分の時間を持てて幸せでした。(50代・女性)

・むずかしい企画をよく映像化してくれたと思います。窪島さんの発言、最後のところ、夢の話は窪島さんらしいですね。よくここを拾いましたね。実行委員会の皆さんありがとう。次の企画も期待しています。(70代・男性)

・押しつけがましいメッセージや明確な答えを用意しない映画であるということがこの作品の価値の一つだと思った。無言館が「戦没者慰霊美術館」という名を冠しているにもかかわらず、映画のテーマ、方向性を反戦や平和に限定しないところが良かった。作品に出てくる子どもたちにとっては目の前にある家庭、友だち、勉強などの身近な世界の悩みこそがそれぞれの「戦い」であるということを彼らの語りや顔から感じた。また、彼らが自分の意見を話し合う姿と自分自身の学校時代を照らし合わせると、彼らのように自分の考えを自分の言葉で表現したり、それを聞くということをやってこなかったということに気付いた。このあたりが現代日本の抱える閉塞感の一因であり、また教育の問題点であると感じた。続編があれば見たい。(20代・男性)

・不本意に「戦没」という名を付けられた画学生達の気持ちを考えることによって、現代の学生達が「自分視点の世界」から「他人視点の世界」を見る事が出来、それから「自分の希望」を見出そうとしている姿が印象的だった。自分の気持ちを話すという機会が、今の子供達にもっと与えられたらと思う。(20代・男性)

・15才で感じる彼、彼女らの思いが、都会の子はもっとドライに考えるのかと思っていたけれど、住む地域は関係なく、同じ子供たちなんだと思う。思春期の子らが考える不安定ながらのもがきが伝わったと思います。自分を見つめる時間を無くしている私たち大人にも必要な時間作りだと思います。(40代・?)

・普段、ゲームやテレビといった物で時間を過ごしている僕と同じとしの子たちなのに、「芸術」というものにあれほど向き合っていて、すごいと思いました。(10代・男性)

・友達とうまくいかなかった、人間関係に悩んだ、人に合わせた、涙する女の子たち。自分も同じように涙がこみ上げてきた。小学生の頃の彼らとはぐっと違った面を見せた中学生の彼ら。現実、義務感、悩み・・・。話し始めれば、どの子からも出てくる。一人一人いろいろあるんだなと、と思うと同時に、映画全体を通して、自分の思いや感じたことを自分の外に出して、表現できるのがうらやましかった。最初の方、絵を見て一人一人自分の意見を言ってた。そういうことをすると人は自信を持てるのかな?豊かになれるのかな?あまりふだん素直に表現できない自分の心にぐっと刺さるようでした。(20代・女性)

・今日、この映画に出会えて良かったです。うちのまちでも上映会ひらきたいです。(20代・女性)

・子どもたちがいろいろ悩みをかかえていて、それを絵を通じて語り合える仲間がいると、自分と話し合える時間、すごく深く考えていることに感動しました。(50代・女性)

・青年たちの思考過程、変化を見ることができて、いいものだったと思う。内省、表出の効果が出ている。この先、どんな大人になるのか見てみたい。(20代・男性)

・美術館で教育普及などを担当している者です。地元の中学生とワークショップで3年間関わってきて、美術館を中学生に活用してもらう意味をずっと考えてきました。たまたま蓮池通信を通じてみなさんの活動を知ったのは約1年前のことになります。美術館と学校側の熱意がかみ合うと、これだけ深い表現の場になっていくんだなと関心しました。(?)

・もしこの映画が上映出来るならば、いきづまった子供達も自分の気持ちを打ち明けられる様になるかなって思います。この内容はすこしむずかしいです。(?)


<2011年10月30日(日) 関内ホール(横浜市)>



・戦没の美学生たちも、スクリーンに映された彼らも何かにカテゴライズされることが苦しいのだろう。彼らはそれぞれが何にでもなれる画布であるはずなのに、大人は一般名詞で覆い隠すことで彼ら一人一人と向き合うことから逃げているのではないかと。(?)

・心の記録というものがあるとすればこのようなものだろうと思いました。構成、映像、音ともにとてもよかったです。子ども達の成長だけでなく、撮る側の成長も同時に感じられる出来ばえでした。(30代・男性)

・中学生という不安定な日常の中で見えてくる彼らの感情に興味を持って今日は来ました。今回は中学生の視点で描かれていたが、実は大学生が抱える問題としても大きくは違わないと思う。そういう面で、人間は同じような問題意識を持ちながら生きていくのだろうと感じた。(20代・男性)

・戦争も飢餓もない現代で、個性尊重、ゆとり教育の中で、育っている中学生が「我慢している」「周りに合わせて自分を出せない」と繰り返す。思春期ゆえなのか、それとも私を尊ぶ日本の国民性なのか。その中でも、語る機会を与えられると、とても雄弁に自分を語る能力をすごくもっている子ども達だ。(?代・女性)

・映像を見ることで自分の小学、中学の頃を思い出し、非常に辛かった。子供時代のいじめ、中学での不良とのいざこざ、楽しい思い出より辛い思いがフラッシュバックしてきた。ただ辛いのだけれども、現状の自分と過去の自分が比較され、現状に対する満足、不満足が浮き彫りにされ、その時間は非常に楽しくもありました。また、常々もっと色んな人に美術館に行ってもらいたいという思いがあり、どうしたらそうなるのかを考えていたりもします。その中で映画のように自分の気持ちと向き合う鑑賞の仕方を少しないがしろにしすぎたかなと思います。(20代・男性)

・美術館が誰にとっても、“ひとり”になれる場所、“教師”と“生徒”の立場を離れて、人と人の関係を大切に感じられる場所であってほしいと思います。(20代・女性)

・私は絵を描く側の人間です。普段から絵を描くこと、それを見る人のことを考えるのがクセになり、結局答えの出ない禅問答をくり返し、いつしか、見る人を考えることをやめてしまいました。青色の画布を観、そのことに気付く子どもがいたこと、そして最後に館長さんが言ったことに、少し安心というか、何というかそういったことを感じていました。(?)

・親として子供のために一生懸命ですが、空振りしていないか不安があります。子供の生の声を聞けて「しっかり考えてるな」と、大人になっていくだんなと思いました。他のテーマで中高生の生の声を聴いてみたいです。(?)

・中学生と高校生の間のこの時間のこと、思い出しました。甘ずっぱい!こういうみんなの気持ちは、みんな一人でかかえていた人が多いと思うけれど、この子達はそれを表に出して、共有できて、言葉に出すことができていることは、とってもラッキーだったと思います。そして、この映画は、大人のみなさんに多く見て欲しいですね。(30代・男性)

・美術作品とのかかわりを通じて、導き出される様々なメッセージを、この世代の学生達の揺れる心情、詳細な感覚の動きを見事に捉えられていると思います。「美術館」「作品」というものの意義を「無言館」という場所の意味を改めて世に問う作品となっていると思います。(50代・男性)

・いまいちつかめないドキュメンタリーでした。何回か見たい。そうしたら自分と映画の間に何か何か発見できそうです。(20代・男性)

・私が観た感覚としては「おもしろい」か「おもしろくない」かといったら、「おもしろくない」映画だった。しかし、「いい」か「よくない」かよいうと「いい」と思う。極めて映画的映画で必要だと思う。(30代・男性)

・スクリーン越しに聞く子供達の独白は他人事には思えない。思わず思春期の自分と比較しながら鑑賞していました。そんな自分の経験と共通しているのは、「自分を演じている間は言葉で表現し易い」という思春期独特の感性でした。しゃべっているうちに本当の気持ちを表すコトバがなくて、オエツにかわっていくという・・・。浜辺でしゃべっていた女の子が顕著でしたね。子供達は大人に評価されるために学んでいるのではないと思っていますし、2本の映画からもその様なメッセージを感じました。10代のころは毎日そう思っていたのに不思議です。この映画をみるまで忘れていました。(20代・男性)

・自分の中高生のときの心の揺れを思い起こし、ある2人の子の語りに涙が出ました。映像、構成がさすがですが、この子たちのテーマ、問題提起が豊かな文脈であることは確かです。是非大学生に観せたいです。上映会やりたいです。(30代・男性)

・中学生です。う〜ん…少し私にはむずかしいなぁなんて…。でもやっぱりなんか気持ちがわかる感じがします。ふだん友だちとそうゆう話をしないのでふしぎなきもちでした!!私も美術が大好きなんですが、けっこう他の人って絵の表面ばかりで、中身をみてないなぁとか思っちゃたりします。だから今回の映画で、そこまで心っていうか、気持ちをいだく人がいるんだって分かったのがうれしかったです。(10代・女性)

・明るい映画をとって下さい。暗くつくるより、明るくつくる方が大変ですけど。(?)

・思春期の子ども達のことを思いながら見ました。誠実な映画だと思いました。(?)

・自分の考えを、発想をこわがらずに伝え合う中学生が私以上に、何十倍も立派に思えました。中学時代、不信感を初めて知る人、自分を良く見せたいと思う気持ちに気付く人が多いのかなと思いました。今回は“絵”でしたが、人は何かきっかけさえあれば、自分にもともとそなわっている前向きさをみつけることができるのかなと思いました。この映画をみて私も前向きになりました。(20代・女性)

・自分が社会人となり、会社、その他の人間関係の中で取り繕いばかりで本当の自分を考え、自分を見失うことが増えた。そういった日々の心のもやを見つめ、解消する手がかりがこの映画にはある気がした。(20代・男性)


<2011年7月20日(日) あーすプラザ(横浜市)>

・子どもたちが日々あんなに色んな気持ちを抱えながら生活していることに、正直なところ、気持ちが落ち込みそうにありました。でも、こういう話せる場があったことが、子どもたちには本当によかったんじないかと思いました。

・「自分」ということばが、これほど多く出てくるとは…。じっくり考えてみたいテーマに思えます。

・自分がこの歳で同じ絵を見たい時に、映画の中の子どもたちのように色々なものを感じことができるのかと考えながら見ていました。たくさんの人に見てほしい映画だと思います。

・学生時代(小学〜高校)、おもっていることをことばにすると、本音で語りあう機会はなかなかなかったように思う。それを美術鑑賞教育(今回のようなプロジェクト)をきっかけに出せる子どもたちがうらやましく感じました。今後もとても興味深くなるような映画でした。ありがとうございました。

・言葉をつなぐことの大切さをしみじみ思いました。

・「青い画布」が印象に残った。現物を見る大切さ、そして何よりも子ども達の成長振り、感受性の豊かさに心強く、たくましく感じました。

・鑑賞を通して、自己を見つめる機会を持たすことも美術教育のひとつの眼目と考えます。

・良き企画、良い映画に出会えました。〈持続/変容〉〈伝達/継承〉、これらの言葉がアタマを駆け巡りました。BGMは神聖かまってちゃん(日本の4人組のロックバンド)の“自分らしく”。

・美術鑑賞について、子どもがここまで深く考えているということをこれで知れた。美術館の在り方、利用の仕方。

・中学3年生がこんなにいろいろ深く考えていることに驚き、はっとさせられ、私自身考えさせれました。

・今の子どもたちがどれだけ苦しんで悩んで生活しているのかが分かり、美術鑑賞の場が、本音で語れる場になることを改めて感じることができました。

・美術館に行った時に、きっとこの映画の事が頭に浮かぶことと思います。いい作品を見せていただきました。子ども達の観察力、思考力、洞察力、表現力(語彙の豊富さ)、分析力、あらゆる面で圧倒されました。自分自身の人生(独身時代、結婚生活、子育て等)をふりかえり、今後へのステップになりそうです。

・実際の学校での美術教育の在り方のようなものを考えさせられてました。学級経営の問題(いじめ等)にもつながるヒントがあると思います。

・なんというリアリティでしょうか?子ども一人ひとりの言葉に説得力がありました。(個と向き合う表情、集団の中での自分、他者、無言館での緊張感)

・美術教育、鑑賞教育にとどまらず、現在の日本の学校教育側の問題、矛盾について考えさせられました。ありがとうございました。

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無言館 | 14:10 | comments(0)

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