蓮池通信
子ども×神奈川県立美術館・鎌倉館

蓮池通信ブログ

本サイトは、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の子どもたちと神奈川県立近代美術館鎌倉館との交流から生まれました。 これまでの交流記録をはじめ、現在の活動の様子や子どもたち自身が日々感じていることをブログで少しずつ発信していきます。

ミナモの波紋のように、だんだん広がって、大きくなることを願って…。

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投稿者: grouprough

海の学校 神奈川県立近代美術館葉山

2014.09.03 Wednesday


JUGEMテーマ:学問・学校
Photo by YH

8月19日〜22日、はみだし部品の8名と共に神奈川県立近代美術館葉山において「海の学校」を開校した。
2013年3月に開催した展覧会にて、はみだし部品の一人がアーティスト滝沢達史と出会い、妄想したことで実現につながった「山の学校」。当初は、はみだし部品としての参加を企てていたが、福島県という場所での開催から3名のみの参加となった。しかし、実際は参加を表明した3名に対して、福島を旅することの明確な動機が不在であったことが、結果として不参加につながったと感じている。自己表現をとおして社会と関わろうとする彼らにとって、このような「私」不在の事態は避けるべきであり、今後の表現活動が単なる消費活動とならないよう、また「山の学校」に参加した3名と対等に新しいモノやコトを創り出していくためにも、鎌倉に残るメンバーとは「海の学校」を計画し、もう一度「私」をみつめる機会をつくることとした。その舞台に選んだのは、葉山の一色海岸が目の前というロケーションに位置する神奈川県立近代美術館葉山である。
学校や家庭、習い事、塾…。日常から遮断された「美術館」という「間」において、彼らは、素足で草地を歩き、潮風に心地よさを感じながら徐々に心身を解放させていく。リラックスした身体からは、次第に過去のパターンや慣習が抜け落ち、「私」を拠り所に言葉や線を紡ぎだす。それ以上でも以下でもない「私」を確認できれば、展示室で作品との対話を試みる。作品から感じたこと、考えたこと、広がったイメージをスケッチブックに書いてみる。対話が進まなくなれば、子どもと作品との間に通訳としての学芸員がそっと寄り添い、三者の対話からさらに「私」を掘り下げていく。そんなゆるやかな時の流れの中で、「私」の有り様がより明確になっていった。
表現の源である「私」にふれた彼らが、今後どのような作品を生み出し、はみだし部品として一つのカタチにしていくのか、じっくり見守りたい。(高松智行)

はみだし部品 | 22:58 | comments(0)

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