蓮池通信
子ども×神奈川県立美術館・鎌倉館

蓮池通信ブログ

本サイトは、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の子どもたちと神奈川県立近代美術館鎌倉館との交流から生まれました。 これまでの交流記録をはじめ、現在の活動の様子や子どもたち自身が日々感じていることをブログで少しずつ発信していきます。

ミナモの波紋のように、だんだん広がって、大きくなることを願って…。

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投稿者: grouprough

展覧会『山と海』に向けて

2014.11.03 Monday



夏休みの「山の学校(喜多方)」と「海の学校(鎌倉)」を終えたはみだし部品。9月は秋の学校行事に多くの時間を費やしたため、ほとんど身動きがとれなかった彼らが、ようやく展覧会『山と海』に向けて会場探しを始めたのは10月に入ってからだった。
全体ミーティングで「カマクラ図工室」の発展的継続を視野に入れて「鎌倉市民や子どもたち」をターゲットとすること、そして展示場所を鎌倉市民や子どもたちが日常的に行き交う「鎌倉駅や商店街周辺」に絞った彼らは早速、商店街を中心に展示スペースの相談を持ちかける。そこでは、門前払いを経験し、「学校」という後ろ盾がない子どもだけの自主的な活動に壁を感じるものの、徐々に共感者を増やしながら手応えを掴んで行く彼ら。営業活動を本格的に始めて1週間が経過した頃、過去の展覧会でご縁ができた地元商店街の方から由比ガ浜の古民家スペース『garden & space くるくる』を紹介され、見学する。「一軒家」「個室あり」「庭付き」「商店街の近く」という自分たちが当初から思い描いていた条件を十分満たす空間ということで、オーナーにプレゼンをしたところ、交渉が無事成立。12月17日(水)から23日(火)の7日間、展覧会『山と海』を開催することとなった。また、制作スペースの確保を目指して相談を持ちかけ、空き家の紹介を受けていた地元の不動産屋『coco-house』においても、同時期に店舗内の空きスペースを利用して展示することとなった。
ようやく会場が決まった彼らは現在、鎌倉市をはじめとする関係諸機関や地元商店街への後援名義申請、フライヤー制作、営業先のリスト作成等、活動の信用を得るための仕事を不慣れながらも一つひとつ経験している。
しかし、肝心の作品制作は、多くの子が停滞傾向にある。それは、皆で集える制作スペースが確保できていないこともあるが、それ以上に、この1年、学校の枠をはみ出し、社会と関わることで彼らの環境が劇的に変化したことに起因している。2度の展覧会と『喜多方・夢・アートプロジェクト2014』への参加と、多種多様な個性との出会いから次々と新しい世界へ足を踏み入れてきたはみだし部品。当初は「内なる欲求」から素朴に表現を試みていた彼らも、今では「やるべきこと」が常に先回りし、彼らの感覚を不自由にしている現状がある。「オレたちは何のためにこんな活動をしているんだろう?」と自問自答する子も出てきている。
作品をつくるだけでなく、人とのご縁をつくる、制作スペースをつくる、展覧会という場や出来事をつくるという「つくるサイクル」に身を投じて10ヶ月。「はみ出すとは何か?」「表現とは何か?」「生きるとは何か?」「自由とは何
か?」の問いと向き合うはみだし部品。展覧会まで残り1ヶ月半。さて、どうなる!?


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はみだし部品 | 19:45 | comments(0)

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