蓮池通信
子ども×神奈川県立美術館・鎌倉館

蓮池通信ブログ

本サイトは、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の子どもたちと神奈川県立近代美術館鎌倉館との交流から生まれました。 これまでの交流記録をはじめ、現在の活動の様子や子どもたち自身が日々感じていることをブログで少しずつ発信していきます。

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投稿者: grouprough

3月16日付 朝日新聞(日刊)神奈川版に…

2017.03.17 Friday



3月16日付 朝日新聞(日刊)神奈川版にカマクラ図工室『山と海2016』の活動と展覧会の様子を掲載していただきました。

<以下、朝日新聞デジタルより転載>

■大人の手借りず展覧会

◆カマクラ図工室の小中学生

 夏休みに田舎を旅し、そこでの出会いや風景から自由な表現活動を行う鎌倉市の小中学生のグループ「カマクラ図工室」が、新年度のメンバーを募っている。旅や制作発表の準備はできるだけ大人の手を借りずに行い、自立する力も養われていくという。

 11〜12日に行われた「図工室」の展覧会。由比ガ浜の民家の部屋や庭に、八つの作品が並んだ。小学5年生から中学1年生の作者はみな、昨夏、長野県上田市と新潟県津南町を訪れる6日間の旅をした面々だ。

 時刻表を見ながら鈍行列車の乗り継ぎをこなし、持参した少額のお金だけで食べ物を得て、自分たちで食事を作る。親は参加せず、写真家や教師ら付き添いの大人も指示や手伝いはしない。自ら生活を作り、世界を広げる旅だ。

 佐藤心花(このか)さん(小6)は初日、移動の疲れもあって夕食をできあいのもので済ませてしまい、「インスタント」とあだ名をつけられた。それが悔しく、2日目は農作業をしていた「小松さん」に声をかけてトマトの収穫などを手伝い、野菜やスイカをもらって上田ならではの夕食を作った。津南で泊めてもらった「邦子さん」宅のご飯のおいしさも忘れられない。

 それをもとにした「太陽時計」は、小松さんに送ってもらった畑の土や津南のお米を使った立体作品。自ら食べ物をつかみ取るイメージは「手」に、いらだっていた心のイメージはギザギザにと、形も工夫して、自分の旅を表した。

 鉄道ファンの広田泰佑さん(中1)は、鎌倉と上田、津南を結ぶ架空の私鉄「関東甲信越鉄道」を創造。地図を見ながら人口密集地を選んで駅を決め、キロ数から所要時間を考え、鈍行と急行の待ち合わせ時間なども考慮した時刻表を作った。「人や自然との出会いを通してこの地域の魅力に気付き、自分ならどうやって『つなぐ』か考えた」。旅で撮影した写真にコピーを入れ、圧倒的な自然をアピールするポスターも作った。

 もともと、横浜国大付属鎌倉小の有志と、図工担当の教諭だった高松智行さん(40)を中心に発足した「図工室」。毎年、上信越や福島への旅や、展覧会を重ねてきた。支援者も徐々に増え、昨秋には市内の建築家から、平屋のアトリエを常設の活動場所にと言ってもらい、電動糸のこを使ったり、庭で飯炊きをしたりするようになった。

 展覧会の場所も、子どもたちが不動産屋を回って見つけ、企画書で熱意を訴えて開催許可を得たもの。使用料は掃除などの労働で支払う約束を取り付けた。

 「作品を作ることは、生活や活動、出会いを作ることと同じ。与えられることに慣れすぎた時代の中で、学校で身につけた知識が実際にどう生かせるか試す場でもある」と高松さん。今は横須賀市の小学校教諭であり、「図工室」に関わる他の教員と、ここでの経験を学校に還元したいと話しているという。

 18、19日には、鎌倉市大町の米町会館で第二弾の展覧会も開く。川崎市から参加する小6女子2人が、水面の模様や「ウンコ」の作用に着想を得た作品を披露する。入場無料。来年度の参加者(原則新小5〜中2)も募集中。
問い合わせはEメール(kamazu.tt@gmail.com)へ。

 (木下こゆる)

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カマクラ図工室 | 22:16 | comments(0)

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