蓮池通信
子ども×神奈川県立美術館・鎌倉館

蓮池通信ブログ

本サイトは、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校の子どもたちと神奈川県立近代美術館鎌倉館との交流から生まれました。 これまでの交流記録をはじめ、現在の活動の様子や子どもたち自身が日々感じていることをブログで少しずつ発信していきます。

ミナモの波紋のように、だんだん広がって、大きくなることを願って…。

投稿者: grouprough

美術館はぼくらの宝箱5

2009.06.01 Monday







今日から「美術館はぼくらの宝箱」展が始まります。
2006年から始まった鎌倉小と近代美術館の交流の成果を子どもたちの言葉や写真,映像(短編映画,ドキュメンタリー)とともに展示します。
※詳細は美術館情報でご覧になって下さい。



休館日:月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火曜)

開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料:一般 250円(団体150円)、20歳未満・学生 150円(団体100円)
・団体料金は20名様以上から適用されます。
・鎌倉館の観覧券で当日に限り、無料でご観覧いただけます。
・65歳以上の方、高校生は6月30日まで無料、7月1日より100円となります。



「ファミリー・コミュニケーションの日」
毎月第1日曜日(今回は6月7日、7月5日、8月2日、9月6日)は、18歳未満または高校生以下のお子様をお連れのご家族の方は、全員無料でご観覧いただけます。

主催 神奈川県立近代美術館
場所 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
〒248−0005 
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1

美術館はぼくらの宝箱 | 21:49 | comments(4)

投稿者: grouprough

美術館はぼくらの宝箱4

2009.05.24 Sunday



私は蓮池の映画を創るために一つの大きな役をやりました。それは、『緑子』という少女の役です。
緑子は私から見るととても大人っぽくて心の大きな人のように思えました。その役を私が演じて大丈夫かとすごく心配でした。緑子が私と同じ年だとわかると衝撃的だったのを覚えています。
でも、演じるに連れて私との共通点がいくつかありました。
1つ目は美術館の蓮池が好きなこと。
2つ目は塾に通っていること。
そんなことがわかると演じやすくなり、緑子が好きになりました。なので、それからの撮影は演じていてとても楽しかったです。



もう一つ、私は短編映画とは別にドキュメンタリーの方も出演させてもらいました。これは緑子としてでるのではなく、素の自分で出ました。このドキュメンタリーは私たちが5年生の頃から鑑賞してきた作品を中学2年生になった自分と重ねて見る、というのが主旨で、実際に絵の中の人物になるとしたら、あなたはどこに行く?という題材で一人一人自分の思った場所に行ってその場所の空気を感じ、新鮮な体験をしたりと貴重な時間を過ごしました。



そこから感じたことを皆が言葉にならなくても、思い思いに発表している姿を見て、皆の考えていることがわかり、皆が昔のように私の前にいることが嬉しかったです。



あと、今回は映画製作ということで森内康博監督はじめスタッフの方が沢山来てくださいました。私がどう演じたらいいか困っている時は尤もなアドバイスをくれたり、私に負担をかけないようにすごく親切に接してくれました。私の話をよく聞いてくれて、うれしくてその時間が大好きでした。
全ての撮影が終わり、短編映画のアフレコを行ったり、ドキュメンタリーの言葉を入れる時は映画製作のクライマックスともあり、皆の心が『良い作品を作りたい!』という気持ちで高まっていたと思います。良い作品をつくろうと真剣にこだわったため、予定の帰宅時間よりも大幅に遅れてしまいました。でも皆、お互いのために−(マイナス)発言も嫌な顔もせず、逆に皆を盛り上げ現場はとても真剣に、だけど楽しいものとなり、一人一人が輝いて見えました。こんなに意味のある、素敵な体験をしたことは私の中で本当に数少ないです。



全てが終わり、帰る頃は皆がテンションmaxで、一部の人は(主に私)雄たけびを上げたり踊ったりとその一日がこんなにすごいんだ!と空に残そうとしたり、とにかく達成感でいっぱいでした。私はこの体験を通して一気に2廻りも3廻りも成長し、学んだことがあると思います。

1つ目は、支えてくれる人のありがたさ
2つ目は、真剣に何かを取り組んだ後の達成感
3つ目は、ものを良く見て真剣に向き合う大切さ

どれも体験していて、当たり前のようなことですが実は近くにあるようで遠いものだと私は思います。
私はこれからも今回学んだことを色々な体験で生かしながら、新たな発見へつなげていきたいです。

言葉:ウォッカ(2007年度6年1組)
写真:高松

美術館はぼくらの宝箱 | 22:02 | comments(2)

投稿者: grouprough

美術館はぼくらの宝箱3

2009.05.10 Sunday



5月10日(日)。
早いもので鎌倉館での生活が4年目を迎えました。今日は森内康博監督と鎌倉館と蓮池が舞台の短編映画と松本竣介の「立てる像」をテーマにしたドキュメンタリーを撮影しました。



==本日起きた事==

起床7:10
家出(笑)7:35
美術館到着7:53
美術館に侵入8:00
ここからはスケジュール表を写す
0830美術館1階吹き抜けにて撮影[S2]
0930撤収・移動
1030小学校にて説明・話し合い・説明
1200昼休憩・短編映画上映
1230移動
1300鎌倉市内にて撮影[立てる像]
1600解散(なかった)・移動
1700美術館1階蓮池前テラスにて撮影[S1]
1800美術館2-1階第一展にて撮影[S4]
1830き・た・く

〜〜上のスケジュールにコメント追加〜〜
┏--0830美術館1階吹き抜けにて撮影[S2]
┃主役2人を選出
┃その後撮影([彫刻の映像]と[本編の映像の一部])
┃_____________________
┣--0930撤収・移動
┃俺はコッペパン900ml・ポカリを購入
┃_____________________
┣--1030小学校にて説明・話し合い・説明
┃[立てる像]についての印象などの意見交換
┃_____________________
┣--1200昼休憩・短編映画上映
┃自分たちの映った映像を思い描きながら視聴
┃コッペパンを吸収・HP回復
┃_____________________
┣--1230移動
┃パワーアップした状態で目に留まらぬ速さで移動
┃_____________________
┣--1300鎌倉市内にて撮影[立てる像]
┃自分はA-Groupでした
┃順番は[図書館→駅西口→八幡宮→学校]
┃HPが80/100に
┃※ここからはA-Groupの主観が多数ふくまれます。18歳未満は閲覧をご遠慮ください。
┃┏図書館
┃┃[図書館の付近の塀の隅・上]・[標識の裏]で撮影
┃┣駅西口
┃┃地下道の上・中で撮影しました
┃┣八幡宮
┃┃何やら撮影[どのジャンルに入るか分からない。プロモか?]
┃┃・A-Group本殿向かって左側の小さな階段で撮影
┃┃・B-Group本殿に向かう階段で撮影
┃┃・C-Group本殿の前の向かって右側で撮影
┃┃・D-Group本殿向かって右側の柳原神池にかかる橋で撮影
┃┣学校
┃┗屋上・渡り廊下・6-1教室で撮影
┃という訳で結局はA-Groupの主観
┃_____________________
┣--1600解散(なかった)・移動
┃ポカリによりHP回復
┃_____________________
┣--1700美術館1階蓮池前テラスにて撮影[S1]
┃撮影の手伝いとかetc...
┃詳細は後日発表になると思いますので自粛
┃_____________________
┣--1800美術館2-1階第一展にて撮影[S4]
┃同じく詳細は後日発表になると思いますので自粛
┃_____________________
┗--1830き・た・く



 本日、行われた短編映画の撮影はScene1,Scene2,Scene4の撮影を行いました。
 撮影の現場を初めて見た自分としてはどこか新鮮でした。朝早々集められ、男女それぞれ1名ずつ選出して撮影に入り、2人抜けた残りで「動く彫刻」の撮影を行いました(最初じゃんけんで負けて危うく選ばれそうになりました・・・)。自分は結局選出されなかったので、残りのメンバーと撮影に松本竣介「立てる像」について語りました。「暗い」「意思を感じる」「かすんでいる」などの意見が交換された上で知らない話が今の自分を書くとしたら、という話にだんだんなったことは除いてとてもよい意見交換ができました。そのあと、昼食にコッペパンを。昼食を満喫した後、「立てる像」を自分に当てはめたら、というお題のもとに鎌倉市内でいろいろ撮影しました。この撮影はインスピレーションを求めても良かったのかと、自分に問いただしつつ何枚も撮影。午後も撮影の手伝いと化したつもりでいる自分と格闘しつつ撮影を行いました。

〜〜追記コメント〜〜
「何かを成し遂げたあとの疲労を達成感という」←Google検索してみたが同じような発想はいなかった(笑)

言葉:TAKE(2007年度6年1組)
写真:高松

美術館はぼくらの宝箱 | 23:54 | comments(0)

投稿者: grouprough

美術館はぼくらの宝箱2

2009.04.24 Friday

4月19日。6月6日から9月6日まで鎌倉別館で開催される「美術館はぼくらの宝箱〜子どもたちの視点がくれるもの」に向けて中学2年生(2007年度6年1組有志)対象に鑑賞のワークショップを行いました。いくつか鑑賞した作品の中でも斎藤義重の「鬼」とは3年ぶりの再会。あの頃はまだ「なんで鬼?」「どこが鬼?」「ここが牙にみえるなぁ」「横にすると鬼の顔にみえるよ」などの言葉だけでしたが、中学2年生になった彼らが紡ぎ出した言葉には確かな成長を感じました。(高松)



「鬼」
この絵の画面を大きく分けるとしたら、下の赤の部分と上の白い部分に私は分ける。私は下の部分は鬼のパンツに見える。パンツのバッテンはヘソだ。上の画面には鬼の顔の部位がある。鬼の顔は人によって違う。だからバラバラにしているんだ。鬼は怖いものではなくて、悲しい(淋しい)人でもあるんじゃないかなと思う。また、画面を横(時計回りに90度)にすると右上に器が現れる。その器には「水、木」という自然がある。だけど不安定な場所にある器は自然が外に漏れてしまう。そして、外(鬼)に潤いを届ける。その器は鬼が生きるために必要な「源」にしよう。それは、何も鬼だけではない。鬼は私たち人間にあるもの。鬼を邪悪な人間の心にする。鬼は「源」によって停止されている。でも、その「源」に水や木がなくなり、鬼を潤わせなくなった時、鬼は人の心の中で暴れて、人は鬼に支配されてしまうのである。だから「源」をなくしてはいけないのである。そのためには自分のしたいことをして、ストレス発散をしたり、自分が打ち込める何かをするのだ。でも、鬼をずっと閉じこめてはいけない。鬼のエネルギーを逆手にとって自分がリフレッシュするための燃料にするんだ。そうすれば充実した日々を送れるはず・・・(?)。

写真(2006年9月撮影):高松
言葉「鬼」:ウォッカ(2007年度6年1組)

美術館はぼくらの宝箱 | 14:41 | comments(0)

投稿者: grouprough

美術館はぼくらの宝箱1

2009.03.22 Sunday

昨夏の「あの色あの音あの光」展に続き、今夏の6月6日から9月6日まで鎌倉別館で開催される「美術館はぼくらの宝箱〜子どもたちの視点がくれるもの」展に参画が決まりました。近美での生活が4年目に入る中1生。近頃彼らとかかわる中で感じることは、成長とともに少しずつ作品の見方や感じ方、美術館の捉えが変化しているということです。6月まで何度かワークショップを行い、彼らが紡ぎ出した言葉をなんらかの形で発表できればと思っています。
さて、3月20日は葉山館で中1生対象に1回目のワークショップを行い、松本竣介の「立てる像」から自由に言葉をひろいました。途中、藤沢の大清水高校の先生と3年生の生徒さんのギャラリートークにも参加させていただき、中1生にとっては刺激的な時間となりました。(高松)



最初見た感じでは、周りの風景と青年の大きさや足2つでしっかり立っていることから「力強い」というイメージが出てきた。しかし、よく見ていくと、青年のこぶしの握り方が気になった。「立てる像」では、青年は親指を中に入れて握っている(左手)。そのことから思うに青年にはくやしい思いやがまんしていることがあるのだと思った。また、町と空の割合は空の方が大きいことから、作者は空を見て欲しいのだと思った。空を見ていくと、とても曇っているため、青年の心情としては、とてもどんよりとして、さみしそうとも感じ取ることができた。絵全体で見ると青年の後ろにいる人や犬以外、動きを感じ取ることができなかった。それは、青年も同じで一歩も動く感じがない。ただ遠くを見つめている脱力感というものが感じ取れた。そこから青年にはこれから待ち受けている試練というものがあって、それに素直に立ち向かえないのだと思った。
(2007年度6年1組パセリ)



この男性は家族に囲まれた幸せな生活を送っていた。この男性には妹がいて彼はとてもかわいがっていた。だが、世の中は戦争の時代に入り、毎日たくさんの戦死者が出るようになってきた。そして戦火は彼の住む地域にまで及び、容赦なくたくさんの人命を奪っていった。彼は自分の妹だけはどうしても守ると決心して、妹と共に逃げ続けていた。しかし、残酷な戦争は彼の両親と妹を奪って終わりを迎えた。彼はやりようのない怒りと混乱で薄暗い空を見上げていた。
(2007年度6年1組ダメガネ)

写真:高松

美術館はぼくらの宝箱 | 00:37 | comments(0)

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